・ほかの接着剤との違いって?
・使い方と注意点は??
「初心者向け エポキシ接着剤の使い方」
に関するまとめになります。
接着剤を見に行くとなぜか置いてあるエポキシ接着剤。
接着に向いている物や使い方・注意点などについて、まとめたいと思います。
エポキシ接着剤の使い方がわかるね!!
このページでは、
・エポキシ接着剤って何?
・エポキシ接着剤の特徴とは!?
・使い方と注意点を解説!
の3つに関してお話したいと思います。
エポキシ接着剤って何?
瞬間接着剤、弾性接着剤などが一般的にありますが、そもそもエポキシ接着剤とは何なのでしょうか。
エポキシ接着剤・・・化学物質「エポキシ」を主として使用している接着剤
瞬間接着剤、弾性接着剤・・・接着剤の固まり方や固まった後の性質から呼ばれている
厳密には分け方が違うということを覚えていだたければ。
「エポキシ接着剤」で「弾性接着剤」というものも実はあります。
エポキシ接着剤と比較するなら、アクリル接着剤、シアノアクリレート接着剤などが正しいです。
ただし、一般的に市販されているものに関してはそこまで細かいことは気にしないでおきましょう!
「エポキシ接着剤」って化学物質の名前なんだ!だけでOKです!!
(当然ですが、瞬間接着剤も弾性接着剤も化学物質を使用していますので、
化学物質という言葉を怖がらないでくださいね。。。)
また、アクリル接着剤って何?どんな物??と思われた方向けの記事もございます。
この記事最後にリンクを載せておりますので、エポキシ接着剤との比較をしたい方は、
そちらもご覧いただければ幸いです。
エポキシ接着剤の特徴とは!?
エポキシ接着剤の特徴を4つご紹介!
(注:あくまで一般的な内容&個人として意見です。
当然、用途や場面で使い分けは必要ですので、イメージとして受け止めていただければ・・・)
接着剤の中でも、「最強の接着力」
接着剤の中で、
「最強の耐久性及び接着力を持つものは何か?」という問いに対する私の回答は
「エポキシ接着剤」だと答えます。
当然、被着体、環境や条件では他の接着剤をおすすめする場合もございますが、
とりあえず、強力な接着剤を試したい!という場合はエポキシをおすすめ致します。
使い方を理解したうえで、ちゃんと使用することで、
物によっては、人の手で剥がれない強さを出すことが可能です。
・数分~数十分で固まる短時間接着
基本的に市販で売られているエポキシ接着剤は「2液型」と呼ばれるものになります。
これは、二つの液を混ぜた後に接着剤として使用するものですが
混ぜて5分で固まるものから60分程度で固まる物まで幅広くあります。
60分もかかるの!?と思われるかもしれませんが、
他の弾性接着剤だと完全に固まるまで1日かかるものも普通にございます。
また、早く固まるのも実はデメリットがあります。
例えば、2液を混ぜて塗るまでの時間を考えると、大量に塗りたい場合は
2液を準備して混ぜている間に固まり始めてしまう可能性もあります。
なので、5~60分という時間も結構良い時間だといえます。
そのほか、瞬間接着剤や弾性接着剤のように、ほっておくと勝手に固まるタイプではないので、
次回使用時に「固まってて使えない!!」ということは基本的に起こらなくて便利です。
幅広い接着性!
特にエポキシに向いているものとして、
金属、ガラス、陶磁器、固いプラスチックなど
⇒曲げたりできない、固い物が特におすすめになります。
エポキシ接着剤は、「手で取れないぐらい、がっちり固くくっ付く」ものになります。
つまり、やわらかい物(ゴムなど)に対してエポキシ接着剤を使用してしまうと、
ゴムの柔らかさも生かせないですし、そもそもくっつけるのが難しい場合が多いです。
ただし、ゴムなどに接着する用のエポキシ系弾性接着剤というのもあります。
この場合は、固さというより、耐水や耐熱性のために使用することが多いと思います。
ここら辺に関しては接着剤ごとに異なるため、一概に言うのは難しいため、購入前に
〇どのような用途向けか
〇固さはどのような物か
⇒弾性接着剤と記載がある場合は、がっつり固いタイプではないです。
などをご確認していただくのが最適だと思います。
(後日、具体的にいくつか製品をご紹介するページを作成いたします。
もう少々お待ちくださいませ。。。)
ただし、ガラスに関しては注意点があります。
大面積を塗る(10cm×10cm以上)場合は
エポキシ接着剤はやめた方がよいです。
固まる際にエポキシ接着剤は少し縮こまります。
その際にガラスが割れる可能性があるためです。
ガラスでも、小さい部分ならエポキシ接着剤でも問題ないですよ!
熱、水に強い
短時間で接着できる瞬間接着剤にも弱点があって、それが「熱・水に弱い」という点です。
それに対して、エポキシ接着剤は「熱・水に強い」です。
なので、水回りでも使用できますし、かなり熱を持つ部分でも基本的に大丈夫です。
(注意:固めるための「硬化剤」と呼ばれるものの種類によっては熱や水に強くないものもございます。
購入時は必ず確認してください)
この4つの特徴をすべて持つのがエポキシ接着剤の良いところです。
つまり、接着力が強く、すぐ固まり、何でもくっつけれて、水や熱にも強いということですね!
使い方と注意点を解説!!
ここでは、エポキシ接着剤の中でもポピュラーな「2液タイプ」の使い方と注意点をご紹介!
~そもそも2液タイプって?~
2液タイプとか言われてもわからないよ!
しっかり教えてよ!レッサー先生!!
つまり、2つの液が混ざることで、初めて接着剤となるわけじゃな。
他と違って、空気中に置いておいても、固まることはないぞ!!
このどっちもが「接着剤の素」ってことだね!
勉強になったよ!!
では、2液タイプの基本的な使い方をご紹介!
2液のポイントとしては、「A液」と「B液」は基本的に同じ量、混ぜ合わせてください。
多くのエポキシ接着剤は同じ量が多いですが、
違う量で混ぜる必要のあるものもございます。
必ず説明書をご確認後、適切な量を混ぜ合わせてください。
あとは、接着剤ごとに決まっている固まるまでの時間までに貼り合わせればOKです。
混ぜる場所に関しては、捨ててよい板や紙などの上で行うことをおすすめいたします。
(貼り合わせる物の上で行うのはあまりお勧めいたしません。同じ量混ぜるのが難しいので。)
使用にあたっての注意点!!
なので、ゴム手袋などをして使用することをおすすめいたします。
また、使用後は必ず手を洗うようにしてください。
万が一手に付いた場合は、石鹸で素早く落とすようにしましょう。
人によっては、その匂いで気分が悪くなる可能性もあります。
なので、換気の良い場所で使用するようにしてください。
また、気分が悪くなった場合は新鮮な空気が吸える場所まで移動して休憩しましょう。
2液だと、「混ぜる割合」、「固まるまでの時間」、「使える場所」、「危険性」などが異なります。
これは、他の接着剤とは異なり、使用している化学物質が幅広いことを意味しています。
なので、安全にちゃんとしようするためにも、上記を必ず確認したうえで接着させるようにしてください。
エポキシ接着剤という名前は一般的ですが、 本当に安全なの??という疑問が多いと思いました。 化学者じゃないと読み解けない所をわかりやすく解説してみました!! ・エポキシ樹脂ってなに?? ・どういうところが危ないの?安全なの? ・使[…]
まとめ
瞬間接着剤や弾性接着剤とは異なり、危険な部分も数多くありますが、
ちゃんと危ないポイントを理解して、正しい使い方で使用することができれば、
これ以上に便利で最強の接着力なものは他にはございません。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
他のエポキシ接着剤の記事もぜひ読んで頂ければ幸いです!
下記記事をご覧いただければ。
エポキシ接着剤との簡単な比較もしておりますので、ぜひ読んでくださいね!
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