2022年10月(一部4月)から男性の育児休暇の制度が変わります。
ただ、その制度がわかりにくい。
そもそも、なんで男性版「産休」って呼ばれているのだろうか・・・。
この制度変更に関してわかりやすくまとめてみました。
これを読めば、なぜ「男性版産休」と呼ばれているか、
また制度がどのようなものかイメージでいるようになります!
女性目線は多くありますが、男性目線はまだまだ少ないと思いました。
是非、育児で困っている男性を中心に読んで頂ければ・・・と思って、
気楽な気持ちで軽く読んでくださいませ。
この記事を書いている人について先にご紹介。
2021年現在で30代突入&子供を授かりました。
育児を少しでも知るため、1か月の育休を取りました。
現在でも妻と一緒に育児奮闘中・・・
一般的な企業に勤める、ごくごく平凡な会社員になります。
このページでは、
①男性版産休制度とは?なぜ「産休」と呼ばれているの?
②3つのポイント(注意点)とは??
という内容で記載いたします。
また、この記事は、記事作成時の厚生労働省のホームページの資料を読み、
私なりにかみ砕いて記載しております。
注:今回の制度変更では6項目の変更がなされていますが、
男性版育休に関係あるのは1つだけなので、そこのみ解説いたします。
ちゃんと6項目全部確認したい!という方いらっしゃれば、
ざっくり解説ですが、下記に記事を載せておきますのでそちらでご確認下さい。
(厚生労働省の該当ページもそこにリンクを載せております)
男性の育児休業が義務化!? 2022年から男性の育児休暇の制度が変わります。 ただこの制度、育休を受ける側と出す側(会社側)の両方で色々変化があるため、 わかりにくい所が多いなぁと感じました。なので、私自身制度を確認したうえで、 男[…]
男性版産休制度とは!?なぜ産休と呼ばれてるの?
まず、制度の重要な点を3つ挙げるのであれば、
①子供が生まれたあと8週間以内で
②少し働きながら
③4週間まで取得できる育児休暇
というものになります。
つまり、女性であれば「産休」にあたる部分に関して
男性でも育児休業が取れるようになる制度のため、
男性版「産休」という呼ばれ方がされています。
(ちなみに、公式でも「産後パパ育休」なんて呼ばれています)
また、この制度で非常に重要なのは、
今までの育休とは別枠となっている点です。
下記にもポイントを書きますが、
この男性版産休制度は今までの育休と違って、
少し特殊な点もあるため、切り離して理解した方が良いです。
因みに、この制度部分に関しては、
令和4年の10月1日から施行となっておりますのでご注意を。
4つのポイント(注意点)とは?
②2回に分割して取得できる!!
③少し働きながら育児休暇が取れる!!!
④普通の育休へ引き継ぎもできる!!
①申し出は休む2週間前まで!
まず、申し出は休む2週間前までに連絡する必要があります。
普通の育児休暇制度は1ヵ月前までなので、申し出の期間が短くなっています。
もちろん、申請してから赤ちゃんが予定より早く生まれてしまった!などの場合は、
一度だけ繰り上げ取得もできるので、先に申請することをおすすめ致します。
ただし、この制度は会社の労使協定で1ヵ月前になる場合もあるので、
ちゃんと会社の制度確認はしておきましょう。
②2回に分割して取得できる!!
例えば、赤ちゃん生まれてすぐは家の準備や市役所周り、
ご両家に来ていただく時間などで休みたいことが多いはず。
なので、
出産後すぐに1週間休暇
↓
落ち着いたころに一度復職
↓
1ヵ月記念日などで再び1週間休暇
ということが可能になります。
ただし、一つ注意点として、
原則として分割する場合は初めの申請時に連絡する必要があります。
もし、申し出の時に言わず、後で分割して!といった場合は、
会社には断る権利が発生するので注意しましょう。
(あくまで権利なので、会社によってはOKという場合もあると思います)
③少し働きながら育児休暇が取れる!
恐らく、この制度で一番重要なことです。
これまで、育児休暇に関して、仕事の復帰は例外を除いて禁止でした。
しかし、本制度では、
働いている人が会社に「ちょっと働きながらしたいです」と言って、
会社がOKを出した(候補日・時間を提示)した場合において、
就業することが可能となります。
このままだと、会社の圧力で結局休めない・・・とならないように
就業に関しては下記が義務づけられています。
休んでいる間の労働日数/働いている時間の半分が上限
(厳密な書き方:休業期間中の労働日・所定労働時間の半分)
となっています。
なので、週の半分以上は休まなければならなくなります。
これ凄く画期的だと思っていて、私の時は1ヵ月丸々休んだのですが、
復帰後メールが大量にあって苦労したことを覚えています。
なので、例えば「週に1日だけ出社して、他は育児休暇にします」としておくと、
会社のメールを週に1日見れますし、何か問題合った時の指示もしやすいです。
また、迷惑をかけてる・・・という罪悪感も薄れるので、
そういう意味でも、休みがとりやすい環境になるのではないかと思います。
注意:この制度に関しては、必ず労使or会社側に確認はしましょう。
労使協定を締結していない場合はこの制度は無しの場合があります。
④普通の育休制度へ引き継ぎも可能!
この制度を読むと、8週間以内で4週間の休暇だと、
8週間すべて休むことは不可能・・・のように見えますが、
あくまで男性版産休制度でのことなので、
8週間の前半4週間をこの制度、後半4週間を普通の育休制度で休暇を取れば、
8週間以上休暇を取ることが可能となります。
ただし、これにも注意点があって、
後半4週間は普通の育休であるため、
③で書いたような働きながらの育休は認められないです。
その点は注意しましょう。
コメントとまとめ
いかがだったでしょうか。
新しい制度に関してわかりにくい所が多く、
初めは男性版産休って何?という感じでした。
良く理解したうえで分かったことは、
この制度をうまく使えるのであれば、
めちゃくちゃ便利だと思ったという点です。
この制度、見ようによっては、
働きながらの育休ということで、
育休制度の改悪のようにも見えてしまいます。
ただ、実際私が普通の育休を取ったときに感じたことは、
週に1回働いて、メールチェックや進捗確認できれば、
本当に復帰楽なのになぁ・・・という点と、
1ヵ月もまるまる休んだという申し訳なさでした。
また、私のように、罪悪感や申し訳なさのために
育児休暇の取得をあきらめている人も多いと思います。
なので、この制度をいいようにつかって、
「週に1回出社しますので、他は子供の育児させてください!!」
という感じで周りへのお願いもしやすくなるのかなぁと思いました。
ここまでになりますが、長い文章を読んで頂いて、本当にありがとうございました!!
男性目線の色々を見たい方は、他の記事もぜひ読んでくださいね~
*本ページのみの注意点!!*
この記事は2022年2月に書いています。
記事作成時の厚生労働省のホームページの資料を読み、記載しております。
ただし「制度の更新」、「労使協定による変更」等などによって、
制度内容が異なる可能性もございます(私の勘違いもありえます)。
また、重要だと判断した部分のみ載せております(細かい部分の省略があります)。
万が一、この記事の内容によって発生した問題はいかなる場合においても
責任を負いかねますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
どのような場合においても実施する場合は自己責任にてお願いいたします。
当サイトはどのような場合においても責任を負いかねます。